- 零工芸
零工芸の始まり2 そして。
3年程前かな?
ひょんな事から「和彫り」と出会う事になります。元々「伝統工芸」とか「減っていく職人さん」、とか、そういうのは大好きで、テレビのドキュメンタリーなんかやってるとかじりついてみてました。ま、今でもですが。
和彫りが衰退してるのかそもそも伝統工芸に入るのかは知りませんが、一つハッキリ言えるのは和彫り師、ようは和彫り技術だけで食っていけてる職人さんは現在限りなく少ないという事です。
手っ取り早く言ってしまえばもう食っていけないのでしょう。
(昔々は和彫り、と言うか何かが出来上がって最後に仕上げの彫金やら彫刻をやる職人さんは、それに係わった全ての職人さんの中でも一番偉かったそうですね)

それ以降はほぼほぼ独学です。ある程度、思ったとおりにタガネ(写真)が動いてくれるなと思うまでは相当の時間がかかりました。
始めの頃はモノを持つ事が出来なくなるくらい左手の親指と人差し指が真っ赤に腫れ上がってしまいましたね。
今では皮も厚くなり立派な?タガネ指になりました。
で、2016年1月1日に零工芸を始めた次第でございます。
大変有難い事にこの1年、色々なご依頼をいただきました。
しかしそのほとんどが、今まで勉強したことが全く役に立たないご依頼でした(笑)
当然ではありますが、その一つ一つにまだ未熟の零工芸が出来うる最大限の仕事はしたつもりでございます。
感謝のお言葉がこんなに嬉しいとは思いませんでしたね。
本当にお客さんに育てて頂いた1年でした。ありがとうございましたっ!
それでは皆さん!
よいお年を!!
・・・て違いますね。年は明けたばかりですね。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。